新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

get の用法#27

本日も、前回の発展編の続きで、get doing の用法を扱います。これは「〜し始める」を意味します。それでは具体的に見ていきましょう。

・Slow to start but excellent once he gets going. (着手は遅いが、いったん始めると彼には素晴らしいものがある。) http://www.lovefilm.com/film/Rhod-Gilbert-And-The-Award-Winning-Mince-Pie/132129/review/897322/
【研究】Le's get going. (さあ、やろう。) など、連語的に使用されることもあります。この場合文脈上 go が取り得る内容により、「さあ、出かけよう」などの意味にもなります。

・After we got talking, I realised that we went to the same primary school. (話し始めると、私たちは同じ小学校に通っていたことが分かった。) Balancing Beams - Kith And Kin | Kith & Kin | Real Lives | April 2010 | emel - the muslim lifestyle magazine
【研究】go + doing の doing の位置には、上記以外に move, work などが来ます。なんでも来れるわけではないので注意が必要です。

・I got to thinking about you and your problems, and I decided to call you. Can we talk for a few minutes? (あなたとあなたが抱える問題について考え始めました。それで電話をしようと決めたのです。少しお話できますか。) (Case approach to counseling and psychotherapy, Gerald Corey)
【研究】構文は異なりますが、get to doing も可能です。これもある程度取れる動詞は限られるようです。後日機会があれば検証したいと思います。

次回は、「説得して〜させる (してもらう)」「〜するように言う」を表す get を扱います。