新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

get の用法#26

本日は前回扱った用法の続きです。本日は発展編を扱います。

(1) 〜できるように努力する:
・Trips like these must be a little more relaxed than touring properly; you must get to see the cities you're staying in a little more, for one thing? (こういった旅は正式なツアー旅行と違って、もう少しゆったりしたものでないとね。滞在している街をもう少し見て回る努力をするとか、これもその 1 つですね?) http://marsvoltasweden.wordpress.com/2008/01/page/9/
・I could not get to speak to anybody on the Vodafone 0800 800021 number. (Vodafone で 0800 800021 にかけたが、誰にもつながらなかった。) http://vandermerwe.co.nz/?p=3
【研究】1. これは口語的な響きを伴います。2. 上記 2 つの例文で get to は抜いても意味は通じます。「強調」と考えると良いでしょう。

(2) 〜するチャンスを得る:
・I'm a little upset I didn't get to go to Italy. (イタリアに行けなかったことに少しいらついています。) http://www.flixster.com/news/2009/05/01/peter-facinelli-sad-he-couldnt-go-to-italy-for-new-moon
【研究】1. これは口語的な響きを伴います。2. can よりも「努力」の意味が多少含意されます。

次回も本用法の発展編 (get doing) を扱います。