新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

パンクチュエーションの用法 (ダッシュ編) #1

ダッシュは単純なようでなかなか使いこなすのが難しいパンクチュエーションです。本日は、ダッシュの意外な使い方と注意点を一つずつ挙げたいと思います。

1. 読み手の視点を別の話題に移してから、また本題に戻るような場合に使用します。
Jane's graduation―do you believe that she was able to finish her high school?―is exciting to all of us.

2. 非常にくだけた文体ではピリオドの代用としてダッシュを使用できますが、フォーマルな文ではダッシュで 2 節をつなげることはできません。
(×) David has just come home―he plans to play outside.
(○) David has just come home, and he plans to play outside.

英文を読む際、結構飛ばして読みがちなダッシュですが、良く見ていくと結構面白い使い方がたくさんあります。次回も引き続き、ダッシュについて説明します。