新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

辞書や参考書の信頼性

昔の辞書はいざ知らず、「今の辞書に間違いはない」と考えておられる方は多いと思います。しかし、実際にはそう言い切れないところに難しさがあります。本日はこの点について考えてみましょう。

結論から申し上げると、どの辞書や参考書にも大なり小なり、ミスや不適切な説明、現状に合わない語法解説が存在します。よってお気に入りの辞書や参考書があってもそれ一つを使用し「盲目的」にその記述内容を信じるのはあまり好ましいとは言えません。特に、翻訳や通訳など「生の」英語に接する機会の多い方は尚更だと思います。学校英語、資格試験、入試などでは既存の辞書や参考書に合わせて作成することが多いでしょうからそれほど問題にはならないかもしれませんが…。

今は、検索エンジンを使用していくらでも用例検索ができます。辞書や文法書で「〜という表現は存在しない」と言い切っている箇所は是非調べてみて下さい。良い意味でも悪い意味でも検索エンジンがたくさんのことを教えてくれるはずです。