新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

make の用法#43_be made to do/for...

本日は、be made to do/for... の構文を扱います。これは「〜するようになっている」あるいは「〜するようにできている」などの訳を当てます。それでは具体的に見ていきましょう。

・I was made to be a writer, and I was always a storyteller and a writer from the time I was a kid. (私は作家になるべくして生まれたような人間で、子どものころから常に話し上手で、いつでも物を書いていました。) Frank Peretti interview on Focus on Fiction
・This sandwich was made to be eaten slowly, carefully, to savor each and every nuance of texture and flavor. (このサンドイッチは、生地や風味をじっくり味わうよう、細かな部分までゆっくり食べるようにできています。) European Restaurant: Welcome to Cafe 1771 | ClickTheCity Food & Drink
【研究】①be made + to do の構文を取ります。②「生物」が主語の場合「(〜するように) 生まれた」となります。③「無生物」が主語の場合「(〜するように) できている」と訳します。
・Scotland and Presbyterianism seem to have been made for each other. (スコットランドと長老教会主義は、まるでセットでこの世に現れたかのように見える。) (Scotland: An Intimate Portrait, Geddes MacGregor)
【研究】ben made + for...の構文を取ります。

これらの読めてもなかなか使えない表現のひとつです。じっくり構造を理解して使いこなせるようにしましょう。

次回からは、make を使った連語を扱っていきます。