新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

like の用法_#24_like O (to be) C_1

本日は、like O (to be) C の構文を扱います。

・I like coffee to be strong, but this was really strong. (コーヒーは濃い方が好きですが、これは本当に濃かったです。) Yelp Captcha
・I like coffee strong, black, and rich. (コーヒーはブラックで、濃く、深みのある方が好きです。) How Do You Drink Your Coffee? [Archive] - Straight Dope Message Board
【研究】①like O to be C で「O が C であるのを好む」を意味しています。②この to be は省略可能で、上記の例でも、to be ありが 10 件で、to be なしが 123,000 件となっており、大差を付けて to be なしが受け入れられています。③この to be の出没に関して、基本動詞辞典では Borkin (1973) の例を挙げて、「主語の人物が実際にコーヒーを飲む場合には to be は通例省略される」と書いていますが、上記の用例から判断するにやや現状に合わなくなっている気がします。

次回も、本用法を扱います。