新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

must の用法_7_〜に違いない_2

本日は前回の用法の続きです。

本構文での注意点は以下の通りです。

1. 本構文での疑問文はないので、Are you sure that...? あるいは Is it certain that...? の構文で書き換え可能になります。
Are you sure he is a priest? (彼は本当に聖職者ですか。) Pixel Buffet: An Indian Priest
Is it certain that smoking causes cancer? (喫煙は間違いなく癌の要因となりますか。) http://wiki.answers.com/Q/Is_it_certain_that_smoking_causes_cancer
【研究】基本動詞辞典には下記のような記述があります。
「…ただし、表面的には疑問文であるが、答えをすでに予想した文で用いられることがある[Quirk & Greenbaum, p56]:Mustn't there be another reason for his behaviour? (彼の振る舞いにはもうひとつ別の理由がきっとあるのではなかろうか (あるはずだ)).)

2. 推量の must の付加疑問文は通常避けます。
・You must be the new student, aren't you?" (あなた、間違いなく新入生ですよね。) My Candy Love, a game of love and flirting for girls!
【研究】付加疑問文では通常、本動詞の付加疑問文にします。よって上記の場合、mustn't you? にはならない点に注意しましょう。これは中学校・高校レベルの文法書でやたら間違って教えている部分です。気を付けてください。
次回も本用法を扱います。