新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

coconut_白人べったりのヒスパニック

本日は番外編として coconut という単語を扱います。これは人を揶揄する表現で「白人べったりのヒスパニック」を表しています。これは日本の英和辞書にはまだ載っていません。日本の英和辞書では banana (白人べったりの東洋人) は有名ですが・・・。それでは具体的に見ていきましょう。

・In racial terms, of course, a coconut is a person who is dark brown on the outside, but white on the inside. And let's face it, Barack Obama is the whitest brother in the history of brothers. (もちろん人種差別用語ですが、coconut は「外が褐色 (dark brown) で中が白色 (white) の人」のことです。事実、バラク・オバマは黒人の歴史の中で最も白人よりの黒人といえます。) http://www.ihatethemedia.com/indian-officials-to-remove-all-coconuts-before-obama-visit
【研究】初期は「ヒスパニック系」のみを表す表現でしたが、現在では「黒人系」や「インド系」などにも、語義の対象範囲が広がりつつあるようです。

次回は win の用法に戻ります。