新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

will の用法_#28_〜する傾向がある_3

本日も前回の用法の続きです。習性の will は現在時制との区別が難しいので、少し補足説明します。

・Oil floats on water. (油は水に浮く。)
【研究】行為 (behavior)・出来事 (event) に重点が置かれています。

・Oil will float on water. (油は水に浮くものだ。)
【研究】性質 (nature)・特性 (feature)・傾向 (tendency) に重点が置かれています。

実際の翻訳ではこの辺りを考えた訳を毎回当てるのは難しく、ときに現在時制での訳とほとんど変わらない訳を当てることもしばしばです。

次回も本用法を扱います。