新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

somewhere, anywhere, everywhere, nowhere の名詞用法

しばらく番外編として、somewhere, anywhere, everywhere, nowhere の名詞用法を考察します。これらは副詞なのですが、名詞的な使い方も可能です。本日は somewhere の用法についてみましょう。

somewhere は「ある場所 (=some place)」の意味で使用されます。
Somewhere is the place that only we two know. (どこかとは私たち 2 人だけが知る場所である。)
→主語の位置。
・A leisure center is somewhere where people do hard physical exercise for two or more hours. (レジャー センターとは 数時間にわたり人々が激しい運動を行う場所である。)
→補語の位置。
[検証] 語法的には他動詞および前置詞の目的語も可能と思われますが、ネットでは誤用に起因すると思われる用例が多いので、ここでは挙げていません。個人的には目的語用法は避ける方が良い気がします。

次回は anywhere の名詞用法を扱います。