新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

go の用法#6

本日は「鳴る」「鳴く」を意味する go の用法です。これは「擬声音」を伴いますが、これを「目的語」と取るか「副詞」で取るかは意見が分かれるところです。

(1) 物・機械:
・The stone came flying, and the glass went crack. (石が飛んできて、ガラスがガシャンと割れた。)
・Through the night the clock goes tick tock. (時計は一晩中、チックタックと時を刻む。)
・And you maybe thought the gun went 'bang' simultaneously with your pulling the trigger? It does feel like that, but the whole process can be timed, and it takes a few milliseconds - far too short a time to be appreciated by human senses. (また、あなたは引き金を引くと同時に銃が「バン」となると考えていたかもしれませんね?確かにそのように感じ取れるものですが、全体のプロセスは時間で計ることができ、数ミリ秒かかっています。これは人間が正しく認識するにはあまりにも短い時間なのです。) Starting shooting: What's a lock, stock and barrel? - Shooting UK

(2) 動物:
・Cats go mew mew. (猫はニャーニャーなく。)
・The parrot wentPolly wants a cracker”. (オウムは「ポリーはクラッカーが欲しい」と言った。) [Research on Language & Social Interaction, Volume 1, Issue 2 1969, Author: Jerrold M. Sadock]
→非常に興味深い例ですが、実際には The parrot said... の方が多くヒットします。
【参考】動物の鳴き声に関してはいろいろなサイトがあります。下記に参考サイトを挙げておきます。
英語の擬音語・擬態語―動物の鳴き声

次回は、形容詞や過去分詞を伴う go を扱います。