新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

◇if S should (ever) do の構文_1

本日は番外編として if S should do の構文を扱います。

これは「仮定法未来」に分類されるものですが、なかなか厄介なので順を追って、少し説明をします。

次の例を見てみましょう。

If our products should ever become damaged or not work properly, even if this is your fault we will send you a replacement absolutely free. (本製品が壊れるあるいは正常に機能しない場合、仮にそれがお客様のミスによるものであっても、完全に無料でお取替え致します。) http://tttradingltd.co.uk/faq/
【研究】1. if S should (ever) do の構文は「(起きる可能性が相当低い、あるいは、限りなくゼロに近いとき) 万が一〜が起きた場合には」の意味で使用されます。※可能性がゼロの場合は使用できません。2. 帰結節 (主節) は、上記のように直説法が使用されるだけでなく、命令法や仮定法も可能です。3. ここではこの会社の「製品に対する自信」と「お客様からの信頼獲得の意図」が表れています。4. また、通常は、お客様向けの文書に現れることが多くなります。

次回も本用法を扱います。