新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

代名詞を先行詞にする関係代名詞 (they 編)

本日は代名詞 they を先行詞とする関係代名詞です。これもまた日本の辞書や文法書では具体的な記述がありませんので、少し検証したいと思います。

ウェブで検索すると、they who が 189,000 件、they that が 205,000 件ヒットします。今回 they that の方が多いのはやや意外ですね。また、全体的に用例数はぐっと下がってきているのは興味深いところです。
【注意】このヒット件数は単なる参考です。これには当然ですが It is he [we,they] who[that]...といった強調構文の一部が含まれる可能性があります。ここでは煩雑になるので示していませんが、上記の強調構文の一部になっている例を省く場合、-"it is they" と -"it was they" を追加して「マイナス検索」を実行してください。

下記に今回の具体例を挙げてみます。

・Happiest are they who have the least to do with them. (Morke 59; Nicholas i: 204)
They that would be his freemen must be his bondsmen and wear his yoke. http://www.tractassociation.org/truespiriutalliberty.htm

今回色々検索をかけてみましたが、古語的な表現しかヒットしませんでした。これに関しては知識程度に収めておいて良さそうです。