新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

get の用法#41

本日は get に関する雑多な用法を集めて解説します。

(1) 分詞の形容詞的用法:
・The term "money laundering" does not derive, as is often said, from Al Capone having used laundromats to hide ill-gotten gains. It is more likely to mean that dirty money is made clean. (「マネー ロンダリング」という語は、よく、アル・カポネが不正利得を隠すためにコイン式電気洗濯機を使用したことに由来すると言われるが、これは真実ではない。この語は、汚れた金の洗浄を意味するという方が適切である。) Money laundering - Wikipedia
【研究】現在分詞、過去分詞ともに名詞の前置修飾は不可ですが、上記のように複合形容詞にすると前置修飾が可能になります。これは過去分詞との組み合わせが多くなります。

(2) 名詞表現:
・Naturally this cheapness of price is largely accounted for by the cheapness of the get-up of books... (当然のことながら、この低価格は、本の装丁の安さに起因する部分が大きい…。) (Russia of the Russians, Harold Whitmore Williams)
EU English Club to hold get-together in Nara. (EU イングリッシュ・クラブが奈良で親睦会を開催) http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20090510k1.html
・Want to have a get away from the busy city life for a few days or have a nice adventurous weekend get away. (数日間都会の喧騒から逃れたい、あるいは、冒険心にあふれる素敵な週末を過ごしたいとお考えですか?) http://backpacksinfosite.com/info/hiking/
【研究】1. 種々の副詞や前置詞と結合して複合形容詞になります。2. ときに口語的なニュアンスが強くなります。

次回は、give の用法を扱います。