新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

no + 単数名詞、no+複数名詞

本日は番外編として「no + 単数名詞」および「no + 複数名詞」を扱います。一般に両者の違いは名詞そのものが文脈上「単数」が自然が「複数」が自然かによります。それでは具体的に見ていきましょう。

1. 単数が自然な場合:
・I have no eraser. (消しゴムを持っていません。)
【研究】一般に消しゴムは 1 つ持っていれば十分ですから単数形が来ます。
2. 複数形が自然な場合:
・I have no pencils. (鉛筆を持ってません。)
【研究】鉛筆は通常複数本有しているので、ここは複数形が来ます。
3. 文脈依存の場合:
a. We have no mother. (私たちにはお母さんがいません。)
【研究】we (私たち) は兄弟、姉妹になります。
b. We have no mothers. (私たちにはお母さんがいません。)
【研究】we (私たち) に血のつながりはありません。

次回は meet の用法に戻ります。