新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

would の用法_#3_どうしても〜しようとする_3

本日も前回の用法の続きです。

・People wouldn't listen to me, but I knew there was something wrong with the bike and there was. (誰も私が言うことに耳を傾けようとしなかったが、このバイクに何からの問題があるのは私に分かっていたし、事実、不具合は存在した。) [American Motorcyclist, July 1992]
【研究】①否定形では強い拒絶を表し、強勢が置かれます。②本表現 (wouldn't do) は「強い拒絶」と共に「実際にその行為が行われなかった」ことを意味するので、「〜することを拒んだが実際には…した」を表す場合には使用できません。その場合は、 was [were] not willing to do, but ...did の表現を使用します。しかしここでは「強い拒絶」ではなく「渋る気持ち」を表すため完全にイコールにはなりません。

次回も本用法を扱います。