新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

so that S+V...を「目的」で訳すか「結果」で訳すか

so that 節を「目的」で訳すか「結果」で訳すかは結構悩むところです。辞書や文法書などではよく「カンマなし」は「目的」で「カンマあり」は「結果」で訳すことが多い、と記述しています。しかし、実際の英語ではこのカンマの有無はあまり期待できません。ネイティブが打ってくるカンマはとにかく恣意的で、規範文法的にはありえない部分にカンマが挿入されている例は山ほどあります。今回はこの so that の処理について考えてみましょう。

Dictionary.com では so that を下記のように定義し、例文を挙げています。
・in order that (often fol. by that): Check carefully, so any mistakes will be caught.
・with the result that (often fol. by that): He checked carefully, so that the mistakes were caught.

これを見ると、どちらもカンマが含まれていますね。ちなみに「目的」「結果」を問わず that は省略可能です。

さらに Web から引用してみましょう。

The examples are numbered so that the first digit refers to the chapter with which the example is connected. http://ethesis.siba.fi/ethesis/files/isbn9525531007.pdf

上記の例には助動詞がありませんが、「〜するように実例には番号が付加されている」と目的で訳す方が明らかに自然ですね。

以下に構文的な特徴をまとめておきます。
【目的】1. so that 節には can, may, will などの助動詞が含まれやすい。2. 規範文法的にはカンマがない (が絶対的な基準ではない)
【結果】1. so that 節には助動詞があまり現れない。2. 規範文法的にはカンマが置かれる (が絶対的な基準ではない)

上記のルールは一応の基準です。常に文脈を考えて訳すようにしてください。