新Jay's時事英語研究

実際の翻訳案件ではよく見かけるものの、一般の辞書や規範文法書ではなかなか理解できない用法などを集めて解説します。 加えて、辞書では見出語だけで例文がないものも集めて用例解説します。

get の用法#7

本日は「変化」を表す get の用法です。この意味では get + 形容詞 [分詞] が基本ですが、ときに「名詞」もとれます。それでは具体的に見ていきましょう。

(1) get + 形容詞:
・Go get ready for dinner okay? (向こうでディナーの準備に取り掛かってくれるかな?) http://www.fanfiction.net/u/1722149/GraffitiArtist_INC
【研究】1. become の方が get よりもフォーマル感が強くなります。2. 命令文では通常、get を使用します。
・How Not to Get Sick (病気にならない方法) How Not to Get Sick - TIME
【研究】人の「一時的な状態 (sick, excited, angry など)」を表す場合は become よりも get が好まれます。

(2) get + 分詞:
・I got interested in Military History when I was 14 or so, partly due to the stories my grandfather told me about being a soldier in the second World War. (14 歳くらいのときに私は軍の歴史に興味を持ちましたが、それは祖父が第二次世界大戦で兵士だったと話してくれたことが一つの要因です。) http://people.cs.kuleuven.be/~philip.dutre/misc/military/military.html
【研究】過去分詞を補語に取る場合、受け身の意味はなくなります。
・This is getting to be a major problem but all I can do is deal with it the best I can. (これは徐々に大きな問題ではなくなってきているが、私はそれについてやれることをやるだけです。) http://www.wholewoman.com/drupal-6.16/node/2527
【研究】1. get (to be) + 名詞の構文も存在します。2. 補語の位置に「地位」を表す語句が来る場合、この get の用法は使用できません。

次回は、「受け身」を表す get の用法を扱います。